労働組合

く|組合専従者

業務を休職・離職などして職場から離れ、あるいは労働組合に出向し、組合活動を専門として行う人。

専従者・非専従者の役割を活かし、組合の活性化へ

 労働組合の役員には組合活動だけを行う専従者と、会社の業務と組合活動を両立させる非専従者がいます。
 専従者は休職・離職して、あるいは出向などにより職場を離れますが、組合活動により専念できるメリットがあります。積極的に研修や交流会に参加できるため、他労組とのつながりを強化したり、知識やスキルを高め、組合活動のレベルアップを図ったりすることが可能です。つまり、地域の労働運動に参画することにより様々な情報交換が可能になったり、視野を広げることも可能ですし、地域全体の労働運動の底上げに貢献し、自組織の存在感を高めることも可能です。さらにはそういった活動を通じて他組織の状況を知ることで、自組織に持ち帰り組織のレベルアップにつなげることもできるなど、非常に多くのメリットがあります。
 一方、非専従者は職場で働きながら組合活動を行うため、職場の様子がわかり、組合員の声を聴きやすいのがメリットです。職場状況の把握や、組合員への呼びかけ、意見交換など、組合と職場の橋渡しを担います。

 このように、それぞれ役割があり、それを認識しながら活動する必要がありますが、専従者は大規模な組合に置かれることが多々あります。専従者の給与は組合費から支払われているため、財政的に余裕のある大きな組合でなければ難しいのです。小規模な組合では、非専従者の負担が多くならないよう、組合員と協力し合うことが組合活動を進める上で大切になります。
 専従者は組合活動のさらなる向上に貢献し、非専従者はより身近な場所で組合員の意見や要望を吸収する。専従と非専従がそれぞれのメリットを活かすことで、組合がより活性化し、組合員の積極的な参画にもつながっていくのです。

 

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