労働組合

し|ジェンダー・バイアス

そのまま訳せば「社会的・文化的性差別あるいは性的偏見」。男女の役割や、社会の女性に対する評価・扱いが差別的であり、そこに固定的な観念や偏見、先入観を持つこと。

ジェンダーバイアスを意識する必要がない社会を作り出すことが求められています

 現在の日本では例えば、「男性は外で働き妻子を食べさせるのが当たり前、女性は家事をこなし子どもを育てるのが役目」とか「女性は社会性に乏しく理性的でない」「女性は生産性のない仕事に従事しているから低賃金でも当然」など、いろいろなところで「ジェンダー・バイアス」が指摘されてます。
 それだけではなく、「夫からの暴力、いわゆるドメスティック・バイオレンス(DV)」や「それを認めるような発言」、「女性を被害者とする性犯罪やセクシュアル・ハラスメント」「ストーカー被害」など大きな社会問題として注目されがちな事象も当てはまるでしょう。この他にも「大学入学人数における男女差別」「会社における新規採用や配属先における差別」などもニュースになったりしました。

 こうした課題は多岐にわたっており、とても一括りでは定義できないような複雑な問題をはらんでいます。

 私たちが気づかないうちに、自分自身の中に潜在的・内在的に持っている概念や社会的通念にも根強く残っていることが多いことから、常にこのような課題に意識して向き合うことも必要ですし、早期のうちに「意識する必要もなくジェンダー・バイアスが取り除かれているのが通常」という状況までもっていくために、労働組合としてどのような取り組みが必要なのか、継続的に考えていく必要があります。

 

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