労働組合

あ|アンコンシャス・バイアス

アンコンシャス・バイアスは、「無意識の思い込み、偏見」と訳され、誰かと話すときや接するときに、これまでに自身が経験したことや、見聞きしたことに照らし合わせて、「この人は○○だからこうだろう」「ふつう○○だからこうだろう」というように、あらゆるものを「自分なりに解釈する」という脳の機能によって引き起こされるもの。

アンコンシャス・バイアスは誰にでもあること

 アンコンシャス・バイアスは日常にあふれていて、誰にでもあるものです。ただ、あることそのものが悪いわけではありません。問題なのは、気づかないうちに、「決めつけ」たり、「押しつけ」たりしてしまうことなのです。私たちは同じモノをみていても、一人ひとり「解釈」は異なります。例えば「真面目ですね!」と言われて、嬉しいと感じる人もいれば、何も思わない人がいるといったように、です。

 私たちは、アンコンシャス・バイアスがキッカケとなり、無意識のうちに(知らず知らずのうちに)、相手を傷つけたり、相手を苦しめたりしていることがあります。そういった事に対処するためにも、誰もが知っておいたほうがよいと思われる概念として、近年注目をあびるようになりました。

  [日常の中のアンコンシャス・バイアスの例]

     ステレオタイプ:人の属性をもとに先入観や固定概念で決めつけてしまう

     正常性バイアス:問題があっても、「私は大丈夫」と思い込んでしまう

     確証バイアス:自分の考えや経験則を正当化する情報ばかりを探してしまう

     権威バイアス:権威のある人の言うことは、間違いないと思い込む

     集団同調性バイアス:周りと同じように行動しようとする

 いずれにしても問題となり得るのは、「押しつけ」や「決めつけ」によって他人に悪影響を及ぼしてしまうことを、知らず知らずのうちにしてしまっていることなんですね。アンコンシャス・バイアスがある、ということを意識し行動することでよりよい職場や社会の実現に近づくのではないでしょうか。

 

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