労働組合

日常活動|有休|気がねなく有休申請ができる職場環境づくりを

 「なかなか有休が取れない」という言葉をよく耳にしませんか? チームワークを大切にする日本人は、できるだけ職場に迷惑をかけずに有休を取得しようという意識があります。それはそれでとても大切な心がけです。しかし、みんなが遠慮し合えば、いつの間にか取得しにくい雰囲気ができてしまいます。また、有休はあくまでも「個人の権利」であるといっても、有休の取得には理解のある経営者と、そうでない経営者では有休の「取得のしやすさ」において、格段の差があるのは言うまでもありせん。

 このような背景のもと、労働組合としては、みんなが積極的に有休を取得することで気がねなく有休が申請できる職場環境を作るとともに、労使会議の場を通じて、常日頃から経営者に対し「有休取得の環境作り」についての要請を行い、認識の共有化を図るよう、努めなくてはなりません。
 また、残業や休日出勤などの36折衝の場で、有休の取得状況を確認するのも有効な手段です。労働組合が、機関紙や壁新聞の中で、職場ごとの取得実績をPRすることで年間を通じて、有休が取りやすい環境作りを進めましょう。

有休取得推進に向けた具体的取り組み

 有休取得を推進するには、組合員の理解がなにより重要となります。理解活動を中心に効果的な取り組みについて説明します。

1.組合員一人ひとりとの話し合い

 有休を取得するのは個々の組合員であることから、有休取得意識の少ない人には、根気よく話し合いを進める必要があります。

2.PR 活動

 本部、支部、ブロック発行の機関紙・ニュースにて、有休取得の呼びかけや有休取得状況など、有休取得推進に対する具体的な訴えを行いましょう。

3.課長(職場)折衝で環境づくり

会社
月や週の生産計画や要員計画の説明、残業や休日折衝の協力要請
組合
「生産計画」や「要員計画」について有休取得を考慮した計画であるかの確認

4.管理表の作成

  • 個人の取得計画を作成する。
  • (年間)計画を基に変化点管理を行う。
  • 管理表はひとめで確認できるところに掲示し取り組みに対する意識づけを行う。
静岡県労福協
静岡ろうきん
こくみん共済coop
ALWF
静岡県生活協同組合連合会
静岡ユニオントラベル
連合静岡
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