職場における組合員の不平、不満、悩み、苦情を吸い上げ、機敏に対応する「相談活動」は、職場委員、執行委員の重要な活動の一つです。組合員が組合を信頼するようになる大きなポイントは相談活動にある、といっても過言ではありません。相談を受けたら、機敏に、的確に対応することが大切です。
また、組合員から寄せられる苦情や、困りごとの内容から、現在の会社の問題点が浮き彫りになることがあります。それらは経営への問題提起となったり、「現場・現実」にもとづいた、活きた経営対策活動にもつながります。
ひと口に相談といっても、内容は千差万別です。悩んでいる本人にとっては重大な問題に思えても、先輩や上司の目から見れば何ら問題にならない、ということも皆無ではありません。相談として相談を受けた場合には、それが組合として取り組むべき問題かどうかの判断を下す必要があります。判断に迷う場合には、上位の組合役員に相談して決定しましょう。
いずれにしろ、相談活動に際しては、どのような内容でも、まずは真剣に、よく話を聞くことを心がけましょう。