労働組合

組織|機関会議

組合大会は国会のようなもの

 国の政治では国会が最高の意思決定機関ですが、労働組合における最高の意思決定機関は、組合大会です。労働組合法でも、最低年1回の組合大会を開くことを義務づけています。一般に年1回開かれる定期大会では、一般経過報告、活動報告、会計決算報告と共に、組合役員が選出され、運動方針や予算案の決定などが行われます。また、年度の途中で重要な問題が発生したり、一定数以上の組合員の要求があった場合には、臨時大会が開かれることがあります。さらに、ストライキ権を確立する場合、あるいは組合規約を改定する場合などで、大会の開催は行わず、全組合員の直接無記名投票により、決議をすることがあります。

代議員制とは

 代議員の役割は職場の代表として討議や議決に参加することであり、多くの組合の大会は代議員制をとっています。また中央委員会は通常、代議員制となっています。代議員は職場の代表なのですから、決議機関に臨むにあたっては、テリトリーの組合員の声を聞く必要があります。とはいえ、代議員が組合員一人ひとりを訪ねて、意見を聞くことは不可能です。そのためにも、組合は組織として決議内容について対話集会などを行い、代議員が職場の意向をつかめるようにする必要があります。代議員は「代表として選出されているのだから、自分の意見だけで賛否を判断できる」というものではありません。

中央委員会(代議員会)とは

 組合大会に次ぐ組合の意思決定機関が中央委員会(または代議員会)です。中央委員会では、組合大会で決議する以外の組合業務に関する事項について審議し、組合の方針あるいは意思を決定します。また、大会で決定された運動方針に基づき、活動経過報告などを行います。
 中央委員会は、通常年2回程度、中央執行委員長が召集して開かれ、組合員の中から一定の割合で選ばれた代表である中央委員(代議員会の場合は代議員)が参加して行われます。

(中央)執行委員会とは

  1. 組合大会または中央委員会で決定した事項を責任をもって執行する
  2. 組合の活動全般にわたって政策を立案する
  3. あらゆる活動を指導する 機関です。

 また、会社側との団体交渉を行うのも重要な仕事です。執行委員会は、執行委員長、副執行委員長、書記長、書記次長、執行委員で構成されています。具体的には、大会や中央委員会で決められた方針や計画に沿って、実行に移すスケジュールやプランを作成し、役割分担を決め、実践することです。

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