労働者福祉

海外の生活協同組合の歴史

生活協同組合のはじまりは、イギリスのロッチデールに誕生した「ロッチデール公正先駆者組合」だと言われています。

  18世紀後半から、イギリスでは産業革命がおこり社会経済が飛躍的に発展しました。しかし、労働者たちは低い賃金と高い物価で苦しい生活をおくっていました。このような時代を背景に、1844年工業都市ロッチデールで、最初に店舗が開設され「ロッチデール公正先駆者組合」が誕生しました。これは、当時の労働者28人が、自分たちの生活は自分たちで守ろうと、1人1ポンドのお金を出し合い、食料品や雑貨品を仕入れ、店舗を開設し組合員に販売する生活物資の共同購入を始めたものです。

  当時、ロバート・オウエンの社会主義のプログラム「産業上の自由を持つ手段として、労働組合のかわりに、組合的な企業を組織すること」の思想を受けて多くの協同運動が組織されていたが、失敗に終わるのが常でありました。

  ロッチデール公正先駆者組合は、先人の失敗を踏まえることで運動を成功させることができました。その後も着実に発展を続け、他の協同組合との合併を繰り返し、その実践の中から考えられた組合運営の諸原則は、「ロッチデール原則」と呼ばれ、世界各国の協同組合の運営原則となっている「協同組合原則」の基本となっています。

  現在のイギリスの生活協同組合グループは、ロッチデールの流れを組み、2008年末にイギリス協同組合連合会・生協部門に登録されている生協は20で、イギリス全土で約3000の店舗を運営し、小売市場のシェア8%、第5位にランクされています。

<ロッチデール原則>

① 取引は市価で行い、そこから得た利益は購買高により組合員に配分する。
② 品質の純良(当時の社会状況では、物価が上がっても値段を上げられないため、混ぜ物を入れたり重量をごまかしたりすることが多かった)
③ 現金販売(労働者の負債を防ぐため)
④ 組合管理での組合員の平等、投票は、一人一票で委任不可の原則。

その後、1850年2月の総会での「宗教的な議論の禁止」についての議論から
⑤ 組合の政治的、宗教的な中立の原則(組合員の信仰と思想の自由の原則)
が追加されました。

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