暮らしを豊かにするには、労働条件の改善だけでなく、税金や年金・医療など、政治と関わりの深い社会的な課題の解決が必要となってきます。例えばせっかく春闘で獲得した賃上げも、増税や物価上昇により出費がかさんでしまえば、生活はいつになっても豊かになっていきません。
組合が政治活動に取り組む必要性があるのはそのためです。組合ではこれらの課題の改善に向けて、他の働く仲間と連帯し各種集会・デモ行進への参加などの大衆行動や署名活動などに取り組むとともに、組織内議員や推薦議員との連携を図り、行政への働きかけを行っています。
「安心して暮らし、働き、労働運動に携わることのできる社会」の実現には、「社会が平和で安定していること」が大前提です。戦争は、私たちの暮らしだけでなく、あらゆる社会基盤を破壊してしまいます。そのため労働組合は、平和運動に積極的に取り組み、世論を巻き起こし、地球規模での“絆づくり”を進めることで、平和で安定した社会・暮らしの実現をめざしているのです。