私たちの生活時間は、労働時間だけでなく、余暇を楽しむ時間、家族と触れ合う時間、社会参加を行う時間などから成り立っています。豊かでゆとりある生活を実現するためには、労働時間の短縮(時短)を推進し、これらすべての時間を充実させていくことが必要です。
また、労働時間が短縮されることで、労働者の心身の健康が保たれ、高齢者・女性を含めたすべての人に働きやすい職場環境ができ、結果として中長期的な労働力不足への対応策にもなります。経済力にふさわしい労働条件を実現し、国際的に調和のとれた経済発展を達成するためにも、労働時間の短縮が必要なのです。
総労働時間を短縮するためにはどんなやり方が効果的か、について考えてみましょう。
「総労働時間」とは年間に実際に働いた時間の事で、以下の方法で算出します。